私が運営している会社「合同会社Fulfilling」が無事に1期目を終えて、2期目スタートとなりました。
実際は個人事業主時代がその前に1年ちょっとあったので1年という感覚はあまりないのですが、はじめての決算報告書に目を通してみてよくここまでこれたな・・・と感慨深く感じる部分もありました。
合同会社Fulfillingは私が立ち上げて代表を勤める会社ですが、当初社員は私のみ。後に結婚して妻が役員として入社をしてくれたので現在は2人で回している小規模な会社となっています。
しかしながら初年度の売上高で3千万円を超える実績を残すことができました。法人としての売上高なのでこの全てが自分の財布に入ってくるわけではありませんが、2人で8桁を超える額の売上をインターネットから生み出す事ができたのです。
年間を通した実績としては健闘できたと感じています。
もくじ
月による波が激しく心は休まることがない
確かに初年度としては健闘したと思いますが、月々の売上高を見てみるとその月による差がかなり激しくあります。
最高で月480万円ほど売上た月もありましたが、低い月だと250万円前後まで落ちたときもあります。
消費者の需要は月によって異なりますので売上に差がでるのはわかります。頭では理解していても月によって50万とか100万とか落差が出てくると需要以外の売上低迷の要因があるのではないか?と疑いたくなってくるものです。
実際調査をしているとSEO順位の細かな下落なども見られたので、需要の変化+順位の乱高下によって売上が大きく左右されることを痛感しました。また、それ以外にもメイン級の広告案件が突然終了したり、広告主の予算都合によって単価が半減したりと外部要因による影響も同時に受けています。
現在もアフィリエイト専業の会社ではありますが、できる限り収益の安定化をしていかなければ売上低迷時に心の余裕がなくなってしまいます。
好調の時に油断しないことが重要

正直なところ売上が好調で伸びに伸びている時期は大幅に落ちることを予期していませんでした。だからといって仕事の手を抜いたりしていたわけではありませんが、前しか見ずに足を引っ張られる可能性がある細かな事象を軽視していた部分があります。
低品質コンテンツを無視した運営が仇となったか
私の場合は運営しているサイト規模が大きく最大で1サイト1200記事くらい入っているものもあります。私が当初重視していたのは毎日更新することと新規に記事を追加することのみでした。これでも上がっていたのですから他のことに手をだすよりも今のまま続けようという思いばかりが働いていたわけです。
しかしその結果としてSEO順位の下落はたしかに見られました。
要因を分析すると、過去の低品質コンテンツがそのまま残っていることがやはり大きいと判断しています。そしてもう一つあげるとするならばジャンルからブレた記事が増えてきていることも悪い方向へ影響していると思います。
落ちに落ちて「これはやばいぞ」と気づいた時にはじめて要因を探って対処をはじめたので、調子がいくらよくても油断をして一方向しか見ないような仕事のやり方ではなく常に多方面をみながらリスクに対してアンテナを張った仕事をしていくことが重要なのだと改めて感じました。
売上低迷時の「動き」で何とか回復してきた・・・
合同会社Fulfillingの1期目では前半の調子が非常に良かったのですが、中間から後半にかけて毎月売上が低下していきました。
1ヶ月や2ヶ月くらいの低迷だったらアフィリエイトの業界ではよくあることなのであまり気にしていなかったのですが、3ヶ月、4ヶ月と落ち続けると流石に危機感を覚えます。私の場合は最終的に5ヶ月連続で売上が落ちました。
色々と自分なりに考察をしながら対策を打ってきましたが、いずれも実を結ぶことはなく結果としてはさらなる売上低下を導くようでした。
私の場合は一度恩師に相談をしてから方向性のブレを修正していきました。一人で悩んでもどうにもならない時は必ずあるのでそういう時こそ頼れる人物に相談をしていくべきなのです。
相談してからの動きとしてはやはり地道に足を引っ張っているコンテンツを修正するなり消すなりしながら新規コンテンツも追加していくというもの。また、サイト表示速度もSEOでは重要視されているため、サイトに投稿している画像を全て圧縮して表示速度の改善をしていきました。
[aside type="normal"]一気に順位が向上することはないですが、1ヶ月くらいの時間をかけて少しずつSEO順位が向上している感覚はあり、ようやく6ヶ月目にして売上低下から脱出することができました。[/aside]いつの時代も失敗した経験が次のステップにつながる

「失敗は成功のもと」なんて昔から耳にタコができるくらいたくさん聞かされていることだと思います。
業界によっては一度の失敗で回復不可能なダメージを負ってしまい、そのまま終了・・・となってしまうところもあると思いますが、私がいる業界の場合は幸運なことにいくら失敗しても失敗が経験値として積み重なっていきます。
挑戦しないと成功も失敗も何もないだけなので意味はないですが、挑戦をすれば成功するか失敗するかどちらかの結果が返ってきます。
一期目全体を通しては成功だったと捉えられますが、その中には無数の失敗もありました。サイトを運営する上での考え方なども徐々に変化してきての今があります。
なので今は失敗後の修正を行いながらようやく次のステップに進めるか・・・というような状況です。
二期目ではまずは初年度を超えることが目標
すでに二期目ははじまっているのですが、一年前の実績と比べるとハッキリいってまだ低い所にあります。
それだけアフィリエイト業界も状況が刻々と変化してきているということでもあるので、考えなしに突っ走るだけで売上が伸びていく時代はもう終焉を迎えつつあるのだと思います。
まだまだ厳しい状況にあるのは事実ですが、新規メディアで育ってきているものもあるのでそれらを成熟させていって初年度を超える売上を出すことを当面の目標としていきたいと思っています。
月八桁は目標ではありますが、余程のことがない限りは今期中にそこまで到達するのは厳しいと思います。ただ、諦めているわけではないので日々の積み重ねを大事にして行きたいと思っています。
まとめ
今回は法人の一期目が終わった・・・ということで現在の心境を書き連ねてみました。
今年は法人運営ばかりではなく引越しや結婚式など色々と濃い一年でしたが、生き残れたことにまずは感謝です。
経営の難しさも楽しさも凝縮された一年でしたので、ここまでの経験も活かして余裕をもった二期目を運営していければなと思います。