カメラレビュー

【EOS R3購入】ソニーユーザーがキヤノンのカメラを使って感じた違い

こんにちは!ワタナベです。

今回は久しぶりにブログを更新しようと思います。今日のテーマは「カメラ」になります。

ワタナベカズマサが使うカメラと言ったらやっぱりソニーというイメージが強いのではないかと思います。実際これまでYouTuberとして活動してくる中でも最も長い時間使い続けてきたのはソニーのカメラです。

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こちらのブログ記事でも更新しましたが、α7SIIIやFX3、さらにはα1などのソニー製カメラをメインに日々の活動をしております。

そんな中、ついにキヤノンのカメラに強い関心を持ってEOS R3というカメラを購入するに至りました。

今回はソニーユーザー目線でEOS R3を使ってみて実際どういう違いがあったのか。使用感などを含めてまとめてみたいと思います。

なぜEOS R3を購入することにしたの?

現在所有しているソニーのカメラでもすでに撮れないものはないというくらいの装備ではあるのですが、EOS R3が発表された時は強い魅力を感じました。その理由をいくつか取り上げてみようと思います。

30分以上の動画連続撮影が可能になった

正直なところここがもしなかったらその他の機能がいかに優れていたとしてもEOS R3を買うことはなかったと思います。

それくらい動画の連続撮影ができるかできないかという点はYouTube撮影を行うカメラとしては重要だと思っています。

YouTuberも撮影スタイルは人によって違いますが、自分の場合は毎日のように30分を超える動画を2カメまたは3カメ体制で撮影し、そこから削って15分前後の動画を作っています。

30分以上連続で撮れないとなると、20分前後くらいから時間を気にして一回録画停止をして…という作業が入るのが辛くなってきます。これまでキヤノンのミラーレスはどれも29:59までしか撮影ができないため動画を撮るカメラとして選択肢に入って来ませんでした。

今回EOS R3からはついに30分以上の連続撮影が可能になりました。

動画の撮影制限がなくなり、USB-Cケーブルで給電しながらも撮れるので、バッテリー切れも気にする必要がなくなりました。

キヤノンの色味に興味がある

キヤノンのカメラの色味は色鮮やかかつ人の肌がきれいに出やすいという印象がありました。

数年前と比べて最近はソニーのカメラも色味がよくなりましたが、やはりメーカーによって色味の違いはあります。

とくにキヤノンは人肌がきれいに出やすい印象があり、実際にYouTube撮影で使ってみたいという思いがありました。

キヤノン最高峰の性能を体感したかった

EOS R3は2021年時点ではキヤノン最高峰の性能が詰め込まれた1台となっています。

型式 フルサイズ裏面照射積層CMOSセンサー
カメラ有効画素数 最大2,410万画素
連続撮影速度 約30コマ/秒
動画性能 6K60P
AF性能 視線入力、人物・動物・乗り物の認識

これらの性能はいずれも2021年時点トップクラスの性能になっています。

性能だけではなく「使いやすさ」という点などもメーカーによって異なるところだと思うので、ソニー以外の選択肢を探ってみたかったという点が大きいです。

使って感じたソニーとキヤノンの違い

撮って出しの色味

α7SIII以降のソニーカメラは色味がぐっと向上したので、撮って出しでも自然でいい雰囲気の色味が出せるようになりました。

それを踏まえてもEOS R3の色味はより自然かつスキントーンが自然に出る印象があります。

設定次第にはなるのですが、毎日動画を撮る上ではカメラ内で予め色味を調整して基本撮って出しという使い方で効率を重視していきたいところです。

ここ数年ソニーメインで使って少しずつ調整してきたソニーで出す好みの色をあっさり超えてしまった…というくらい好きな色味出せるのに驚いています。

逆に今あらためてソニー機でどこまでEOS R3の色の感覚に近づけれるか…?と設定を煮詰め直す必要があると感じています。

EOS R3はサクッと設定をいじるだけで良い色味が出しやすいというのが使って感じたところです。

Sonyも引き続き撮って出しの色味を調整しはじめた所、追い込めばかなり自然な所まで持っていくことができました。Sonyは選択肢が豊富でカスタマイズ性が高い分、理想の色味にたどり着くまでに時間がかかりましたが、煮詰めた設定を見つけられるとキヤノン以上の色を引き出せると感じています。

AF性能

EOS R3を約2週間ほど使ってみて、AF性能についてはソニーに匹敵するレベルであると感じました。

体感で…という話なので言葉にするのは難しいですが、動画撮影におけるAF速度や正確性はややソニーに分がある印象ですが、実際に使っていてAF性能に大きく差がつくことはないという印象です。

つまりAFにまかせて動画を撮っていても後から見返したときに失敗している…ということはほぼないということです。

静止画においては視線入力という強力な機能があるので、ファインダーを使って撮影するときの撮影体験はEOS R3の魅力が強い印象です。

AFについてはどちらを使っても極端に差が出るところではなくなってきているというのが両方のメーカーのカメラを使って感じたところです。

使いやすさ

使っていてまずCanonのカメラが使いやすいと感じたのは静止画と動画の切り替えスイッチの存在です。

EOS R3ではメニューボタンやカスタムボタン、ダイヤルなど多数のボタンがありますが、それ以前に静止画と動画の切り替えスイッチがあります。

このスイッチが静止画になっている状態でメニューを開くと静止画用のメニューが開かれ、スイッチが動画のときにメニューを開くと動画用のメニューが開かれます。

静止画と動画でメニューや設定を分けて考える事ができるのが非常に使いやすいと感じました。

あとはYouTube撮影用として使う時に、バリアングル液晶のみで撮影設定を変更したりできるので、自撮りをする状態で固定しながら撮影設定を調整しやすいのもポイントです。

手ぶれ補正

それぞれ手持ちをメインにしたVLOG撮影などで試してみましたが、手ぶれ補正についてはSonyの方が自然という印象です。

キヤノンの動画手ぶれ補正は歩くと四隅のコンニャク現象が発生しやすいため、酔いやすい映像になります。

その点Sonyは純正レンズを使ったアクティブ手ぶれ補正はコンニャク現象が発生しにくいので手持ちでも自然なVLOGが撮りやすいと思います。

キヤノンの手ぶれ補正はどちらかというと写真用なのかな…という所で動画で手持ち撮影をするのには現状厳しいと判断しました。

外部マイクの選択肢

こちらは現状だと完全にSonyが強いところになります。

SonyにはECM-B1Mという非常に使い勝手のいいケーブルレスのマイクが存在しています。

こちらのマイクはデジタルシューに接続するとケーブルレスで使うことができ、ノイズカットなども可能。指向性なども変更可能なマイクです。

マイク音質も非常にいいためソニーカメラを使っている場合は必須と言ってもいい機材の一つになっています。

その他にもソニーにはXLR-K3MというXLRアダプターがあり、XLR接続のマイクを直接接続して使うことができるアダプターもあり重宝しています。

同等の機能を持つアダプターとしてTASCAMからCA-XLR2d-Cが登場予定ですが、この記事を書いている2021年12月時点ではまだ手に入る状況ではないので、こちらの発売待ち…という状況です。

これらが登場するまでは3.5mm接続で使う一般的な外部マイクやワイヤレスマイクで収録する必要がありそうです。

マイク関係は現状ではSonyのほうが安定して使いやすい環境が整っています。

ファイルサイズ

動画のファイルサイズについてですが、Sonyのα7SIIIなどはH265収録が可能となっており、4K60P撮影でもファイルサイズを抑えた収録が可能になっています。

普段から使っている設定では3840 x 2160 (4:2:0, 10bit)で45Mbpsで撮影していますが、ファイルサイズが小さいためストレージを圧迫せずに長時間の撮影ができるので重宝しています。

EOS R3の4K60P撮影ではALL-I、IPB標準、IPB軽量から映像ビットレートを選ぶことができますが、一番軽量なIPB軽量でも120Mbpsとなります。

つまりα7SIIIと同じ時間の動画を撮ったとしてもファイルサイズは2倍以上になるというkとです。

日常的に使う4K動画のファイルサイズが普通に1本30GBを超えたりすることもあるので、毎日のように動画を撮るYouTube撮影用ではファイルサイズが小さいソニーのほうがストレージには優しいと感じています。

サイズ・重量

EOS R3の重量はバッテリーとカード込で約1015gとなっています。

それに対してSonyのα1はバッテリーとカード込で約737gです。ボディのみで約300g前後は違いがあります。

また、手に持ったときのサイズ感もEOS R3を持ったあとにソニー機を持つと「こんなに小さかったのか」と感じるくらいの差があります。

さらにレンズのサイズや重量にも差があるので、EOS R3によく使う15mm-35mm F2.8のレンズを装着すると約2kg近くまでいってしまいます。

グリップは非常によくどっしりとした重みは手に馴染むので撮影体験そのものはいいのですが、VLOGで機動力が必要となる撮影ではSony機を使いたいと感じました。

三脚固定で撮影する場合などは用途に応じてEOS R3を使ってもデメリットにはならないかと思います。

シャッターを切ったときの爽快感

こちらは写真についてなのですが、シャッターを切ったときの爽快感的な部分についてはキヤノンの方が好きかな…という印象です。

あくまでも好みの部分にはなりますが、擬音にして表現するとSonyは「パチッ」キヤノンは「カシャッ」っていう感じ。

シャッター切った感があるのはキヤノンの方かなと思っています。

まとめ

ゴリゴリのソニーユーザーがキヤノンのカメラに触れてみての感想ということでまとめてみましたが、やはり各メーカーごとに特性が違って面白いな…と思います。

今のところまだEOS R3を今後どのように活用するか模索しながら使っている段階ですが、現時点ではYouTube撮影用のメイン機として使っていきたいと感じられるくらい気に入っています。

マイク関係は現状だとSonyで固めた機材のほうが高音質で収録できる環境のため、2カメで撮影してSonyで撮った音を使うという形で運用しています。

現状だと自分撮影をEOS R3、ブツ撮りをα1+FX3。VLOGやBロール撮影をα7SIIIという感じになっていきそうです。

少しでも高画質+高音質でYouTubeレビュー動画を見ていただけるように今後も試行錯誤してきいきたいと思っています。

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ABOUT ME
ワタナベカズマサ
合同会社Fulfilling代表。WEBマーケティング・メディア事業を行う。趣味はカメラ・オーディオ・プロレス・ゲームなどクリエイティブな仕事をするのが好きです。 会社HP⇛ 

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