こんにちは!ワタナベです。
今回はiPhone 12 Pro MaxとGalaxy Note 20 Ultra 5Gの比較をしていきたいと思います。
どちらもそれぞれのブランドの2020年最上位機種として登場したモデルなので満足度は非常に高いのですがOS間の違いはもちろんカメラ性能や普段使いでの違いという部分もたくさんあります。
今回は両方とも実機を購入してしばらく使ってみての感想ということでまとめていきますのでぜひ参考にしてみてください。
基本スペック比較
製品名 | iPhone 12 Pro Max | Galaxy Note20 Ultra 5G |
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発売日 | 2020年11月13日 | au: 2020年10月15日、ドコモ: 11月6日 |
キャリア | au、ドコモ、ソフトバンク、SIMロックフリー | au、ドコモ |
SIMスロット | シングルnanoSIMx1、SIMフリー: eSIM、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS) | シングルnanoSIMx1 |
予想価格 | 128GB: 11万7800円前後、256GB: 12万8800円前後、512GB: 15万800円前後 | 256GB: 16万円前後 |
発売時のOS | iOS 14 | Android 10 |
SoC(プロセッサー) | A14 Bionicチップ、次世代のNeural Engine、空間認識のための超広帯域チップ | CPU: Snapdragon 865 Plus オクタコア (1x3.0GHz+3x2.4GHz+4x1.8GHz)、冷却システム: ベイパーチャンバー |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB | 256GB |
メモリーカード | 非対応 | microSDXC(1TB) |
RAM | 6GB | 12GB |
モニター | 6.7インチ、Super Retina XDRディスプレイ(2778x1284ドット)、458ppi、比率約19.5:9 | 6.9インチ、Quad HD+(3088x1440ドット)、496ppi、比率19.296:9 |
パネル | 有機EL(OLED)、対角 オールスクリーン、広色域(P3) | 有機EL(edge Dynamic AMOLED 2X)、Infinity-Oディスプレイ、DCI-P3 100% |
HDR動画再生 | Dolby Vision、HDR10、HLG、HDRディスプレイ | HDR10+ |
コントラスト比 | 2,000,000:1 (標準) | 3,000,000:1 |
輝度 | 800ニト(標準)、1,200ニト(HDR) | 1500nits |
ディスプレイ機能 | True Tone、耐指紋性撥油コーティング、触覚タッチ、複数の言語と文字の同時表示をサポート、ノッチ(切り欠き) | 120Hz駆動のリフレッシュレート、240Hz駆動のタッチサンプリングレート、デュアルエッジスクリーン(ディスプレイの左右がカーブ)、パンチホール型デザイン |
生体認証 | 3D顔認証(Face ID) | 顔認証、指紋認証センサー(ディスプレイ内に設置) |
防水・防塵性能 | IEC規格60529にもとづくIP68等級(最大水深6mで最大30分間) | IPX5/IPX8、IP6X |
作り | 前面: Ceramic Shield(耐落下性能が4倍向上)、背面: テクスチャードマットガラス、医療に使われるレベルのステンレススチール | Gorilla Glass Victus、背面: ガラス |
背面/アウトカメラ | 1200万画素 26mm F1.6 (標準)+1200万画素 13mm 120° F2.4 (超広角)+1200万画素 65mm F2.2 (望遠)、LiDARスキャナ(深度マップを作成、暗い場所でのAF速度が最大6倍) | 1億800万画素 1/1.33型 PDAF 79° F1.8 (標準)+1200万画素 120° F2.2 (超広角)+1200万画素 20° F3.0 (望遠)、レーザーAF |
手ブレ補正 | 標準・望遠カメラ対応のデュアル光学式手ぶれ補正、標準はセンサーシフト光学式手ぶれ補正、動画時: 動画のセンサーシフト光学式手ブレ補正、映画レベルのビデオ手ぶれ補正(4K、1080p、720p) | 標準: 光学式手ブレ補正(OIS)、動画時にスーパー手ブレ補正 |
ズーム | 光学2.5倍ズームイン、光学2倍ズームアウト、デジタル最大12倍(動画時は最大7倍) | 光学5倍、デジタル超解像度50倍 |
正面/インカメラ | 1200万画素 F2.2、TrueDepthカメラ | 1000万画素 デュアルピクセルAF 80° F2.2 |
動画撮影 | 背面: 4K 60/30/24fps、1080p 240/120/60/30fps、720p 30fps、正面: 4K 60/30/24fps、フルHD(1080p) 120/60/30fps、ビデオの拡張ダイナミックレンジ: 最大60fps(背面) 30fps(正面)、Dolby Vision対応のHDRビデオ撮影: 最大60fps(背面) 最大30fps(正面) | 8K 24fps、8Kビデオスナップ(33MPの写真)、4K(正面&背面)、HDR10+、フルHD 120fps、960fpsのスーパースローモーション |
動画機能 | オーディオズーム、手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ、連続オートフォーカスビデオ、4Kビデオの撮影中に8MPの静止画を撮影、再生ズーム、ステレオ録音、QuickTakeビデオ、ビデオ撮影フォーマット: HEVC、H.264 | ライブフォーカスビデオ(ぼかし、大きな円、カラーポイント、グリッチ) |
カメラ機能 | Apple ProRAW、ナイトモードポートレート、ナイトモードのタイムラプス、ポートレートモード、ポートレートライティング(6つのエフェクト)、100% Focus Pixels(標準)、より明るいTrue Toneフラッシュとスローシンクロ、パノラマ(最大63メガピクセル)、サファイアクリスタル製レンズカバー、AR(拡張現実)、Deep Fusion、Retina Flash、アニ文字とミー文字、写真とLive Photosの広色域キャプチャ、バーストモード、シーン検出に対応するスマートHDR 3(背面&正面) | AIカメラ(シングルテイク、AI補正)、トラッキングAF、ナイトモード、HDR(正面&背面) |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) | |
次世代通信規格5G | ○(sub6) | ○(sub6/ミリ波) |
バッテリー | 未確認 | 4500mAh |
充電機能 | 高速充電: 30分で最大50%充電 | 急速充電: USB PD3.0(AFCとQC2.0)、25W(30分で50%まで充電可能) |
ワイヤレス充電 | ○(最大7.5WのQi) | ○ |
ワイヤレス充電機能 | MagSafe: 最大15Wのワイヤレス充電、マグネットアレイ(マグネットで装着可能)、アラインメントマグネット、アクセサリ識別NFC、磁力計 | ワイヤレスパワーシェア(ワイヤレス充電対応の他末端などを充電) |
オーディオ | ステレオスピーカー、Dolby Atmos、空間オーディオ再生、FLAC | AKGによってチューニングされたステレオスピーカー、Dolby Atmos、ハイレゾ |
コネクター | Lightning | USB Type-C |
対応センサー | 加速度、近接、気圧計、3軸ジャイロ、環境光 | 加速度、近接、バロメーター、ジャイロ、環境光、地磁気、ホール |
スタイラスペン | Sペン(Bluetooth対応、24時間のバッテリースタンバイ時間、4096段階の筆圧、9msのレイテンシー、IP68、画面オフメモ、画面書き込み、105.08x5.8x4.35mm 3.04g) | |
その他 | Siri | Bixby(パーソナル音声アシスタント)、Bixby Vision(次世代カメラインテリジェンス、被写体の検索や翻訳など)、サムスンDeXモード(外部モニターにPC画面を表示、ワイヤレス接続が可能)、Knox、てがき手帳(ドコモ限定) |
幅 | 78.1mm | 77mm |
高さ | 160.8mm | 165mm |
奥行き/厚み | 7.4mm | 8.1-10.8mm |
質量/重さ | 226g | 208g |
カラー | ゴールド、グラファイト、シルバー、パシフィックブルー | ミスティックブロンズ、ミスティックブラック |
ディスプレイ
ディスプレイについてはiPhone 12 Pro Maxは6.7インチ、Galaxy Note 20 Ultra 5Gは6.9インチとどちらも大型ですが、Galaxyのほうが僅かに大きいです。
また、iPhoneは画面上部に大きいノッチがついているのですが、Galaxyはパンチホール型なのでディスププレイの領域も広いのが特徴的。
ベゼルレスで画面占有率が高いのもGalaxyになります。
その他、リフレッシュレートはiPhoneが60Hzに対してGalaxyは120Hzに対応していという点もありディスプレイの使用感・満足感はGalaxy Note 20 Ultra 5Gに軍配が上がります。
カメラ
詳しくはレビュー動画を参照ください。
- プロ動画で内蔵マイクの指向性を変えられる
- 108MPや8K撮影など解像度による優位性がある
- 望遠性能が強く最大50倍まで望遠できる
- 8K21:9や4K21:9などシネマティックな画面比率で撮影できる
- 動画撮影中にインカメラ・アウトカメラ問わず切替できる
- ナイトモードの写真が綺麗
- 手持ちで簡単に月が撮れる
- 超広角でタイムラプスを撮影できる
- 4K60fpsでの超広角などフレームレート撮影できる
- ナイトポートレートが優秀
- カメラの出っ張りが少ない
端子
接続端子はiPhone 12 Pro MaxがLightning端子なのに対してGalaxy Note20 Ultra 5GはUSB-Cとなります。
転送速度、充電速度、汎用性などどの点においてもUSB-Cのほうが優れているため、Galaxy Note 20 Ultra 5GのUSB-C対応のほうが嬉しいと感じる人は多いかと思います。
便利機能
OSが違うこともありますが、それぞれ普段使いで便利だと感じたポイントをまとめてみます。
- Sペン
- ワイヤレスパワーシェア
- 画面分割
- 画面内指紋認証+顔認証
- Always On Display
- 横に5つアプリを配置できる
- microSDカードが入る
2画面表示などはわりと頻繁に使う機能ですし、個人的には大画面なのでアプリを横に5つ並べて配置できるのもとくに気にいっています。
バッテリー持ちに関しては1日は余裕で持ちますが、2日は厳しいのでもう少し余裕が欲しかったところでもあります。
もちろんNoteシリーズなのでSペンを使ってメモを書いたり、リモコンとして使うなど便利に使うこともできます。
- Appleデバイスの連携
- LiDARスキャナによる計測
- バッテリー持ちがいい
やはりiPhoneはAppleデバイスならではの使いやすさも備わっているのでその点は魅力的です。
AirPods Proを使って空間オーディオでコンテンツを楽しんだり、iPadやMacなどとのファイルのやり取りなどもAirdropで気軽に行える点なども使いやすいポイントです。
また、バッテリーの容量はGalaxy Note20 Ultra 5Gよりも少ないのにバッテリー持ちはiPhone 12 Pro Maxのほうが体感でかなり長いように思います。
まとめ
今回は2020年でもトップクラスの性能を誇る2つのハイエンドスマホを比較してみました。
やはり性能的にはGalaxy Note20 Ultra 5Gが頭一つ飛び抜けている印象ですが、比較してみるとバッテリー持ちや暗所の動画などいくつかの要素ではiPhone 12 Pro Maxのほうが勝っている点もありました。
デザインの好みや価格の違いなどもありますので、ぜひこれらの比較結果をスマホ選びの参考にしていただければと思います。