こんにちは!ワタナベカズマサです。
今回はSONYの小型カメラRX0IIも載せて使うことができる小型のアクションカメラ用ジンバル「Feiyu Tech G6」をレビューしていきたいと思います。
細かな操作方法やセッティング方法などはFeiyu Techの公式より非常にわかりやすいマニュアル動画が公開されているので割愛します。
今回は実用的に私の方で使ってみてのリアルな感想をサクッとまとめていきますね。
Feiyu Techについて
最近はジンバルを作っているメーカーも増えてきていますが、Feiyu Techと言ったらヨドバシカメラやビックカメラなどのような大型の家電量販店でも取り扱いされている有名メーカーです。
私ももちろんこのジンバルを使う前から知っていましたし、「見たことある」「聞いたことある」という人も多いと思います。
G6は小型カメラ用のジンバルになりますが、スマホ用のジンバルやミラーレスカメラ用の本格的なジンバルまで数多く取り揃えているメーカーになります。
Feiyu Tech G6について
では今回レビューしていくFeiyu Tech G6というジンバルはどんなジンバルなのか。特徴や機能などを簡単にまとめてみます。
アクションカメラ用の小型ジンバル
G6はアクションカメラのための小型ジンバルです。
- GoProシリーズ
- Osmo Action
- RX0シリーズ
これら以外にも似た形状をしている小型のアクションカメラなどを装着して使うことができるジンバルです。
防水対応なので天候に左右されない
G6は防水にも対応しています。
そのため大雨が降っているなど天候が良くないときでも防水対応のアクションカメラを載せて撮影に使うことができます。
ちょうど最近私が使ったときも天候が良くない日が多かったのですが、雨の中でも躊躇することなく撮影できたの防水対応のおかげです。
内蔵ディスプレイ搭載が嬉しい
G6はジンバルとしては珍しく本体にOLEDディスプレイが内蔵されています。
ディスプレイではカメラのモードやバッテリーの残量、Bluetoothの接続状態などが表示されています。
ディスプレイが内蔵されていないジンバルだと「今どのモードなのか」という点や、「残りどのくらいのバッテリー残量なのか」というところがわからずに困ることもあります。
そういった細かい悩みもこの内臓ディスプレイ搭載によって改善されているのも嬉しいところです。
自由度の高い操作性で撮影の幅が広がる
G6はノブとスライディングアームでバランスを簡単に調整することができます。
360度パンすることができ、さらに320度のロールも可能です。
手元のスティックまたは裏側の操作部を使って操作することもできますし、スマートフォンアプリの「Feiyu On」を使ってリモート操作することもできます。
GoProに関してはWiFi設定をすることでケーブルなしでG6からGoProの録画ボタンを押したり設定を変えて調整することもできます。
Osmo Actionを載せてG6を使ってみた
まず私の方ではDJI Osmo ActionをG6に載せて使ってみました。
Osmo Actionの弱点を見事にカバー
Osmo Actionといえば手ブレ補正が非常に優秀で使い勝手の良いアクションカメラですが、手ブレ補正をONにすると画角が狭くなる弱点もあります。
G6に載せていれば手ブレ補正を切って最大の画角で動画をいい感じに撮れるのでは?と思ったので早速試してみることにしました。
実際の映像はYouTubeでアップしているのでそちらを見ていただくのが一番早いと思いますが、一言でいうと「最高」でした。
画角が広くなり映像もなめらかに
Osmo Actionの画角はもちろん手ブレ補正の「RockSteady」を切っている状態なので非常に広い。さらに映像の方はジンバルのG6のおかげでスムーズでなめらか。
申し分ない映像を撮ることができました。
本来だったら支笏湖の遊覧船に乗って色々と映像を撮ってこようかな~と思っていたのですが、まさかの台風直撃により断念しました。
ただ支笏湖の公園や野鳥の森を歩いて散策しているだけでもG6とOsmo Actionの組み合わせをしっかり試すことができました。
ブログでは動きを見せられないので、実際の映像はYouTubeの方をご覧になってみてください。
RX0IIを載せてG6を使ってみた
Osmo Actionでもかなりの恩恵を受けることができましたが、もっとジンバルによる恩恵が大きくなりそうなカメラがあります。そう「RX0II」です。
RX0IIにこそジンバルが必要である理由
SONYのRX0IIはYouTubeチャンネルでもブログでもレビューをしてきたカメラになります。アクションカメラ並に小さいのに1インチセンサーが入っている高画質カメラということが売りのカメラで非常に人気のある機種です。
しかしRX0IIは曲者で、手ブレ補正が弱く歩きながらの撮影をするとブレブレになる。さらにそんな手ブレ補正でもオンにしていると画角がしっかり狭くなるという弱点があります。
手ブレ補正をオフにすると画角は少し広くなるけれど、さらに手ブレがひどくなる…ということで動きながらの撮影には悩まされたカメラでもあります。
そんなRX0IIをG6に載せれば画角が狭くなる微妙な手ブレ補正はオフにしてしまっても大丈夫なのではないか?という期待が膨らみます。
RX0IIを載せるには専用のアタッチメントが必要
G6を購入すればGoProやOsmo Actionなどはそのままの状態で簡単に載せることができます。
しかしRX0IIに関しては専用アタッチメントを別途購入して用意する必要があります。
もともと装着されているアタッチメントを付属の細い六角ネジで外してRX0シリーズ用のアタッチメントに取り替えます。
後は三脚ネジをRX0IIの三脚穴へ取り付けていけば装着完了となります。
取り付けは非常に簡単です。
手ブレ補正オフでも使える!画角が広くなって嬉しい
RX0IIは手ブレ補正が強くありませんが、それでも手持ちで動画を撮るとなったらやはりオンにしたくなります。そうしないと手ブレがかなりキツいので。
ただ手ブレをオンにすると画角が狭くなって自撮りするときに顔が近い!という状態になります。長めの自撮り棒などを使って離して撮影するという技を使うこともできますが、そうでない場合はやはり画角の狭さは感じてしまいます。
しかしこのG6に載せてしまえば手ブレ補正オフにしてもRX0IIの手ブレ補正オン状態よりも当然ながら滑らかな映像で撮影ができます。
滑らかな映像になるところも嬉しいですが、何より画角が広く自撮りしやすいという点がYouTubeとしてはかなり嬉しいところです。
RX0IIは少し重い?G6が頑張ってる感が感じられた
使っている中で感じたのはRX0IIをG6に載せた映像はOsmo Actionを載せたときよりもブレが多めだったという点です。
また、角度によってはモーターが「ブイいぃぃイイイん」となってG6が頑張ってる感じになることがありました。
公式をみると「RX0カメラ対応」といった記載になっていますが、「RX0II対応」との文字は見当たりません。
「RX0」の重量は110gであるのに対して「RX0II」の重量は132gです。
もしかするとこの重さの違いによってG6に負担がかかっているからモーターが激しめに動いたり、ブレが少し激しくなっているのかもしれないと感じました。
問題なく装着することはできて、使用することもできましたが、Osmo ActionやGoProをを使ったときとは違った感覚があったのも確かです。
まとめ
G6を数週間に渡って使ってみてアクションカメラをより本格的に使って滑らかな映像を撮りたいならまず間違いのないジンバルに仕上がっていると感じました。
- 小型で本体も軽く使いやすい
- カメラ本体の手ブレ補正を切っても大丈夫なのが◎
- ディスプレイ内蔵が便利で使いやすい
- RX0IIは使えるけどやや動作に不安があった
私が使って感じたポイントとしてはこんな感じです。
まだまだG6のポテンシャルを完全に引き出せてはいないのでこれからも使いながら慣れていければなと思っています。