仕事柄キーボードは体の一部と言ってもいいほど重要な存在なので、毎年のようにとっかえひっかえキーボードを購入して色々と検証しているところなのですが、今回はPFUというメーカーから販売されているHHKBシリーズをついに購入してみました。
今回購入したのは「Happy Hacking Keyboard Professional JP 墨 (日本語配列) 」というモデルになります。
なぜ山のようにたくさんキーボードを持っているのにまた新たにキーボードを購入することにしたのか。そしてたくさんある候補の中からなぜHHKBを選んだのか本音でまとめていきます。
[aside type="normal"]※この記事も実はすでにHappy Hacking Keyboard Professional を使って執筆しているので、使用感などもまとめていきます。[/aside]Happy Hacking Keyboard Professional JP 墨 (日本語配列)
価格:24840円(税込、送料無料) (2017/9/28時点)
もくじ
なぜHHKBシリーズにしたのか
最近私が使っているキーボードとしてははRazer Blackwidow Chroma V2とか、Matias Tactile Pro keyboardなどがあります。Razerの方はWindows用として今も現役として使っているのですが、今回はiMac用のキーボードとしてHHKBを購入することになりました。(※Windows・Mac両方に対応しています。)
MacのキーボードとなるとどうしてもApple純正のApple Magic Keyboardを最初に使うことが多いのですが、タッチ感がなさすぎてタイプミスも多いし長年使ってもしっくりこないことが多かったです。
Windows用のキーボードのようなカチカチとした打鍵感があったほうがMacでの作業も捗るのではないかということで1年くらい前にMac用のキー配列で使えるメカニカルキーボードであるMatias Tactile Pro keyboardを購入しました。
悪くはなくて仕事も十分にこなせるのですが、打ち心地が気持ちいいとは言えませんでした。どちらかと言うと古めかしい昔のキーボードっぽい印象の方が多くてもうちょっと打った時の気持ちよさがあってタイピング速度なども早くなるようなキーボードがないだろうか・・・とまたキーボード探しが始まりました。
そして今回出会ったのがPFUびHHKBというものでした。出会いは雑誌からで、ガジェット系の雑誌を読み漁っていると仕事できそうな人がHHKBで仕事をするようになってから話す速度でタイピングができるようになったと語っていて「これは・・・!」とビビッときて色々と口コミなどを調べはじめました。
HHKBシリーズにも色々と種類がありますが、私的に最も無難に使えそうと判断してHappy Hacking Keyboard Professional JPを選ぶことになりました。
PFU HHKBの特徴
HHKBは静電無接点方式を採用したキーボードです。
有名所でいうと東プレのリアルフォースなんかも静電無接点方式のキーボードを販売していますね。
静電無接点方式でタッチが軽い
キータッチが軽いのでタイピングをする時にあまり力を入れなくても済むのが静電無接点方式の特徴です。
こんな感じでキーの下に円盤スプリングが入っているので軽いタッチで入力することができるとのこと。
押下圧は45gと軽すぎず重すぎず丁度いいバランスに調整されています。
傾きの調整が3段階で可能
ほとんどのキーボードは傾き調整が1段階くらいしかできないと思いますが、HHKBについては3段階まで傾きを調整する事ができます。
どのくらいの傾きが良いか?というところは完全に好みによると思いますが、調整できる幅が広いのは嬉しいところですよね。
私の場合は傾きは高い方が打ちやすいと感じる方なので、最初から最大の傾きに設定して使っています。
昔は傾きを出すためにキーボードの下にダンボールで作った三角の敷パッドを敷いて使っていたりしたこともありますが、そんなことをしなくても十分な傾きに調節することができます。
省スペース設計で場所を取らない
HHKBのキーボードは(幅294mmx奥行110mm)と非常に小さいサイズになっています。
サイズ感でいうとApple純正のApple Magic Keyboardと同じくらいですね。
サイズを比較してみました。
一番上がHHKB、真ん中がApple純正、そして一番下が前まで使っていたメカニカルキーボードです。
こうして並べてみるとびっくりするくらい差がありますね。
私は大きい方が何かと便利だし打ちやすいんじゃないか?とこの前までは思っていたのです、HHKBを使ってから考えが変わりました。
1日使ってみてどうだったか
とりあえず1日みっちりHHKBだけを集中的に使ってみました。
実はこの記事もHHKBで執筆をしています。リアルタイムで使っている最中なのですが、これは完全に打っていて気持ちよくてタイピングするのが楽しくなるやつです。
先ほども別サイトにて3000文字程度のボリュームの記事を1記事書いてみたのですが、疲れないしタイピングが気持ちよくて一度も休むことなく一気に3000文字書き終えるような感じでした。
タッチが癖になるほど気持ちいいと感じたのはこのキーボードが初めてです。
音は比較的静か
メカニカルキーボードの場合はカチャカチャとわりと激しい音がするので、周りに人がいるとうるさくないかな・・・?と周囲に対しての配慮を気にしてしまうことがありますよね。
自分一人の空間だったら別に自分のタイピングがカチャカチャしているのにストレスはそこまでないのでいいですが、人がいると気になってしまいますし、他人のタイピング音がうるさいと感じることもあると思います。
HHKBの場合は静電無接点方式のおかげか、打鍵感はあるのですが、カチャカチャとうるさい感じはなかったです。どちらかというとスコスコ系の音がします。
無音ではないですし、Apple純正のようなキーストロークが少ないものと比較すると音は鳴りますが、周囲に人がいても普通に気にならずに仕事をできるレベルの静かさだと思います。
タイピング速度を測ってみた
ちょっと試しにHHKBを使ってタイピング速度がどの程度早くなったかどうか確かめてみました。
3ヶ月くらい前にメカニカルキーボードで挑戦をした時は確かB+くらいの成績で早くもなく遅くもない微妙な感じの成績だったのですが、HHKBの場合はSまで到達できました。
一番最初に挑戦した段階でA、次がA+、そして3回目でSまできました。メカニカルキーボードだと何回挑戦しても最高でA-くらいにしかならなかったので、あっさりSに到達して自分でも衝撃を受けました。
タイピングのスコアについては以下のe-typingというサイトで簡単にチェックすることができます。
小さくても大丈夫だった
省スペースという言い方をするとメリットのように感じますが、小さいと言うことは大きくて広いキーボードよりも狭いということになるので打ちにくくなったり不便に感じることがあるのでは?と最初は不安がありました。
確かに、右側に数字を打ったりできるテンキーがないですし、Fキーも一つもありません。
テンキーがないのは確かに数字をたくさん入力する人からすると不便になることもあると思います。ただ、実際に使ってみてブログの記事を書くとか文章の執筆がメインの仕事をしている場合はテンキーは然程重要ではないことに気が付きました。
数字を打つとしても生年月日を書く時とかそのレベルなので、テンキーではなく普通に数字キーを使っても遅くなることはなかったです。
[aside type="normal"]むしろテンキーがないことによって手をホームポジションからほとんど移動させることなく文章を打つことができるので、手の移動という負担がなくなって非常に楽になった印象です。[/aside]ファンクションキーはなくても代用可能
ファンクションキーがないとF5連打できないじゃん!と思ってしまう人もいるかもしれません。
省スペース設計の関係でファンクションキーがないのですが、左側のShiftとControlを押しながら数字キーを押すことでファンクションキーとして使うことができます。
最初に慣れるまでは不便かもしれませんが、もともとそんなに頻繁にファンクションキーを使うこともなかったのです、知っておけば全く問題ありませんでした。
価格に見合う買い物だった?
今回購入したPFUのHappy Hacking Keyboard Professionalは24,840円でした。
これ以外にもBluetooth搭載モデルや英語配列のモデルなど色々ありますが、今回は有線のモデルにしています。
キーボードに2万円超えのお金を出すのは普通は高いと感じると思いますが、仕事の大半はキーボードを使っているような人の場合は1ヶ月とか2ヶ月くらい使えばもとが取れるくらいの代物だと思います。
タイピングが早くなったので、1つの記事を書くのにかかる時間もおそらく数分から10分くらいは短くなるのではないかと想定しています。
しかも打っていて爽快で気持ちよさも感じられるので、今はむしろ進んで記事を執筆したいと思えるくらいです。だからこそこの記事も買ったその日に書いてます(笑)
他に代用できるキーボードはなかなかないレベルの新しい打ち心地を体験したい人も、本格的に腰を据えて上質なキーボードを使ってみたい人も試す価値は十分にあるキーボードだと思います。
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