α9を1日使ってみた時点でのレビュー動画、およびレビュー記事を公開してからおかげ様でかなりの反響がありました。
まずやっぱりバッテリー持ちは実際使い込んでみてどうだったのか?という点を気にされている方が多いように思います。
もくじ
スペック的にはα7系の2.2倍
まずα7系のバッテリーは本当にかなり厳しいものがありました。
私もα7Ⅱを1年間使っていたのですが、使えないことはないですが何度もバッテリーの減りの速さにイライラさせられてきました。
バッテリーを外さずにUSB充電が可能という点は他社製の一眼レフなどと比較したときに便利だと思えましたが、とにかくα7は満充電であってもバッテリーが減るのが早すぎたのです。
しかしながら、今回α9についてはα7シリーズでは一貫して変わることのなかったバッテリーがついに変更となりました。
バッテリーの減り具合の体感は変わったか
まずグリップなしでバッテリー一つ本体に装着して満充電の状態から撮影をしてみたりもしたのですが、明らかに体感できるレベルでバッテリーの持ちはよくなっています。
2.2倍よくなったか?と言われるとそこまでではないのですが、体感でいうと1.7倍くらいといったころでしょうか。
静止画撮影可能枚数はα7が液晶モニター使用時で340枚なのに対して、α9は650枚となっています。
α7系でバッテリーに不満があった方でも安心か
まずα7系シリーズでバッテリーの減り方の速さに多少なりとも不満を抱えていた方に関してはα9に切り替えるとその不満点を間違いなく解消できると思います。
まぁ、他の性能が飛躍的に向上している関係でバッテリー性能の向上はおまけのようなものかもしれませんが・・・。
気軽にちょっとカメラでも持って半日でかけるか!というくらいの時はグリップも充電のためのセットもなしでカメラとレンズだけで持ち歩いてもおそらく問題ないレベルかと思います。
モバイルバッテリーからUSB充電などが可能という点は前モデルから踏襲されているので、モバイルバッテリーがあるとさらに安心です。
自然放電も少ないような気がします
α7オーナーの方に問いたいのですが、カメラを起動していない間の自然放電もかなり多いような気がしないでしょうか。
少なからず、私はα7Ⅱを使っていて自然放電が結構あったように思います。
広告系の仕事をしている関係で商品などを撮影することも多いのですが、充電をしないままの状態でいぜ起動したらいつの間にか半分くらいまでバッテリーが減っていたり・・・ということもありました。
まぁ、使い方の問題ということもあるかもしれませんが。
α9にしてからは使おう!と思ったときにバッテリーが最初からかなり少なくて困るような場面に出くわすことがほとんどなくなりました。
そもそもバッテリー容量が多いからかもしれないですが、自然放電も以前より緩やかになったような印象があります。
本格的な撮影時は縦位置グリップを装着するべき
グリップをつければバッテリー2個装備できるのですから、ガチの撮影の時はグリップをつけるべきかもしれません。
私も同時に発売となったVG-C1EMというα9用の縦位置グリップを購入していますが、1日がかりで写真を撮影するために出かけるときなどは必ず装着するようにしています。
[kanren postid="54"]縦位置グリップを装着していればよほどのことがない限りは充電する必要もなく1日を終えることができるくらいに安心感があります。
[aside type="normal"]撮影中にバッテリーが切れてしまうのは一番怖いことですし、絶対に避けたいので、それでも不安な場合はさらに追加でもう1個くらいバッテリーを用意しておくといいでしょう。[/aside]まとめ
今回はα9のバッテリー持ちやバッテリー性能について1週間ほど使ってみた所感をまとめてきました。
間違いなく普通に不満なく使っていけるレベルにまでバッテリーは進化しているので、α7シリーズを使ってきてなんでこんなすぐバッテリー減るねん!と不満を抱いたことがある方はα9で幸せになれるかもしれません。
α9は価格もα7とは比にならないくらい高くなっているので、他の性能の向上なども考慮して納得できるなら購入してみるというのがベストですね。
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